関節障害 Vol.2

動揺関節:靭帯・筋といった関節の支持機構や関節面の破損により関節が生理的範囲以上の可動性を示す場合を動揺関節と呼ぶ。

関節捻挫:関節包や靭帯といった関節の支持組織に断裂などの損傷が生じた状態。
生理的な可動域を超えた運動が強制された場合などに起こる。
受傷後、関節面のずれが無いもの。
一時的に脱臼を起こした後に自然整復されたものも含む。

関節障害 Vol.1

拘縮:主たる原因が関節包外の軟部組織に起因する関節可動域制限

強直:主たる原因が関節構成体に起因する関節可動域制限。

実際には両者を明確に区分することは難しい場合が多い。拘縮が長期化すれば関節構成体に二次的な変化が加わる場合もあり、逆に強直が関節包外の軟部組織に影響を与える場合もある。

跛行 Vol.2

跛行とは、歩行異常の一種で俗に言う「びっこ」のことを指す。

分回し跛行大腿四頭筋拘縮による跛行

痙性跛行:下肢筋の痙性のため、はさみ歩行を呈する

失調性跛行:小脳性疾患にみられる

小刻み跛行:Parkinson症候群にみられる歩幅の小さい歩行

麻痺性跛行:鶏歩 steppage gait(足関節背屈力低下による跛行)膝を高く上げて足尖が床につかないようにして歩く

stumping gait:踵足位で着地する

動揺性跛行:進行性筋ジストロフィー症にみられる

跛行 Vol.1

跛行とは、歩行異常の一種で俗に言う「びっこ」のことを指す。

逃避跛行:痛みのために患肢の着地時間が短い跛行

随意跛行:注意すると正常に歩けるが無意識には跛行する

小児性股関節結核の初期に見られる

間欠跛行:しばらく歩くと下肢おの痛みや不快感から跛行するが、休むことによって回復する。

下肢動脈閉塞症・腰部脊柱管狭窄症でみられる

硬性墜下跛行:下肢の短縮による跛行

弾性墜下跛行:Trendelenburg症候陽性によるもの。

先天性股関節脱臼・内反股・中殿筋麻痺などでみられる

膝の痛みとグルコサミン内服の関係

膝が痛い人から
「グルコサミンの入っているサプリメント健康補助食品を飲んだほうが良いのか?」
と、質問されることがある。

私の知る限り、グルコサミン内服と膝痛の発症率には因果関係が認めにくいことから、「効果があるとは考えにくい」と回答しています。

ただ、TVCMや新聞広告によって上記の効能を謳った(個人差があります等 注意書きがあり効果があるとは断定していない)商品が販売されており、膝痛に悩まれている方が見れば期待してしまうものです。
なので、極力相手を傷つけないような配慮をもって前述の意見を言うことにしています。

9月の施術について 2

寒暖の差が大きく、露出部である首周辺の筋肉の温度低下がもたらす各種症状が増加傾向にある。

患者側が訴える・訴えないを別に精査し、問題が有れば対応するよう心掛けたい。

9月の施術について

この時期、暑さは残るものの時折涼しい日も挟む。
エアコン使用時、涼しい時でも暑い時と同様の温度設定のまま過ごす人は多い。

この為、過度に体は冷やされる。特に表皮が露出している部位の冷えは顕著である。
冷えからくる体調不良も多い事から、首元・足など露出部位の結構増進作用を見込める施術を丁寧に行うことで、思わぬ冷えからくる体調不良の改善を図る。