骨の組織への生理的効果

長期間の療養などで安静を保っていると骨・筋肉などの委縮が起こる。
この委縮によって筋肉だけでなく骨の重量が減少することが確認されている。
徒手療法の刺激や運動法(マッサージなどに存在する施術法の1つ)は骨の重量の減少を予防する効果が認められる。
長期療養時の骨量減少を最小限に留める事は、その後のリハビリテーションの難易度に関わる。


また、骨折後の治癒過程において、修復に必要な新しい組織の発達効率は、当該部位の血液循環に左右される。従って患部の血液循環の促進を目的とした施術は骨折後の破損部修復に間接的な効果があるといえる。
※患部に直接刺激を与えることは避け、体の生理的反応を利用した間接的な施術を行う。