不定愁訴症候群に関する私見

肩こり・腰痛・首の痛みを含めた不定愁訴症候群の方の来院率が上昇している。
特に多い症状は「頭痛」「めまい」「ふらつき」である。
頭痛に関しては筋緊張型頭痛・片頭痛であるが、複合的な症状として不定愁訴症候群に含めて考える。

通常、不定愁訴症候群の患者さんは第一に病院へいく。
内科・耳鼻科・脳神経外科・整形外科などが多いが、いくつかの病院にて検査した結果、医学的所見が乏しいとの医師の見解を聞く事になる。

実際は症状が出ているのであるから、原因もある事とは思うが、検査結果によって医学的根拠を見出すに至っていないようである。

この様な患者さんに対して施術する場合、まずは免疫力(回復力)向上と自律神経の調和を目的として施術を行っている。
施術中に不調の原因と思しき場所においては、適宜個別に解決策を模索する。

「自律神経の調和」については、患者さんによっては効果にバラつきがあるが、「免疫力向上」については大抵の患者さんに効果が見られる。

これを以て、不定愁訴症候群の治療には「マッサージ」「整体」が最適であるとまでは言わないが、解決策の1つとして視野に入れておく価値はあるのではないかと、私は考えます。