ガングリオン

関節胞の一部、または腱鞘の一部が膨張、隆起して形成された良性の嚢腫(のうしゅ)。

※関節胞:関節部分を覆っている組織。中には潤滑液などが入っている。
※腱鞘(けんしょう):腱が動く時に浮き上がりを抑えるために管の中を通っている。この管を腱鞘と呼ぶ。
ガングリオンに含まれる液体は水の様にサラサラしたものからゼリー状のものまで色々ある。
潰れると消失し、再発を繰り返す事があり、良性のため生活動作に影響を与えない場合は経過観察となる場合もある。

好発部位:手首 膝(膝の後面) 足の甲 

治療

穿刺廃液(穴を開けて中の液体を排泄する)
圧砕(つぶす)
摘出 etc

経過観察も選択肢に入るのだが、体幹のバランスに悪影響を与えてしまう部位に発生したガングリオンに関しては、二次的な体調の悪化を予防するためにも、何かしらの処置を施す事が望ましい。

マッサージなどの徒手療法による治療に比べ、整形外科などの病院での治療の方が選択肢が多い。その為、病院での治療が好ましいとされている。