椎間板ヘルニア

ヘルニアとは「はみ出す」ことを意味し、椎間板のはみ出し方によって側方ヘルニア・後方ヘルニア・後側方ヘルニアに分類される。
発生部位によって「頸椎」椎間板ヘルニア・「腰椎」椎間板ヘルニアのように呼ばれる。
障害される神経の部位によって痛み・筋力低下・腱反射低下・知覚異常を示す。
X線像では罹患部の椎間板が狭くなっている場合が多い。

頸椎椎間板ヘルニア

30歳台以降に多い。
頸椎は7個存在するが下部頸椎に多い。
頸椎の生理的湾曲の形状が乱れ、ストレートネックになっている場合が多い。
生理的湾曲の形状の乱れは胸椎に及んでいる場合もある。

腰椎椎間板ヘルニア

20歳代男子に好発する。
腰椎は5個存在するが第四腰椎-第五腰椎間・第五腰椎-第一仙骨間に多い。
大腿神経・坐骨神経に異常が見られる場合が多い。(下肢神経症状)
脊椎の側弯が原因の場合がある為、合わせて検査する事が望ましい。

仙骨=腰椎の下にある脊椎