自律神経概論

自律神経とは交感神経と副交感神経のことを指す。

交感神経とは、主に活動的な場面で機能する神経である。
副交感神経とは、主に安静時に機能する神経である。

内臓や血管など意識せずとも制御されている器官は、一部ないし全部の機能が自律神経の指揮下に置かれている。
この機能があるので、人間は意識せずとも食べ物が消化したり、心臓が止まらず、体温が上がったら自動的に汗をかくのである。

自律神経は、自動制御される身体機能を広範囲にカバーしているので、一度機能が失調すると症状は多岐に渡る。

本来、自律神経とは自然環境下で最もスムーズに機能するとされている。現代社会においては、娯楽・家電・生活習慣・ストレスなどが自然環境とは大きくかい離している部分もあり、自律神経失調の切っ掛けとなる場合も少なくない。

どの様な原因によって、自律神経の機能が損なわれているかを知ることが出来れば、自律神経機能の改善に大きく寄与することが可能である。